テクノロジーを活用して、あらゆる人達が社会参加できる未来

私が普段からお世話になっている映画監督の古新舜さんのお誘いで日本財団で行われている分身ロボットカフェを見学して参りました。

古新さんは2018年 第31回 東京国際映画祭 特別招待作品の「あまのがわ」の監督です。

あまのがわのHPから以下、ストーリーを引用

主人公の史織は、祭りの太鼓奏者であったが、教育に厳しい母親との葛藤から自分自身のやりたいことを見失ってしまう。故郷にいる祖母の入院をきっかけに鹿児島を訪れ、その道中で分身ロボットと出会う。史織は、神秘の島・屋久島で困難やトラブルに見舞われながら、自分自身の心を探す旅に出かける。

分身ロボットカフェには映画にも登場するロボット「OriHime」が活躍しています。

そこへ行けない、身体を動かすことができない人でも働けるということを当事者に。動けないが働きたいと思う人がいるということを世間に知っていただきたいという思いでALS患者や障がい者、引きこもりなどの人たちが遠隔操作で実際に分身ロボットを動かし、カフェを運営します!

カフェは予約制ですが、12時の予約開始時間に来たら既に行列ができていました、注目の高さがうかがえますね。私が予約できたのは当日席の最後の1席!!私用で14時に中野へ戻らなくてはならかなったのですが、15時のチケットでした•••

私は諦めて一緒に体験する予定だった友達のチケットだけ抑えておきました。体験できなかったのは残念でしたが、すぐ近くで見学できたので良かったです。

会場の様子はこんな感じです。

OriHimeは目線で操作することができるためALS患者なども操作ができます。また、ロボットを通して会話も可能です。

ロボットを分身で動かしている方々は遠くは島根県、近くは東京都の港区など様々です。主催者によると参加者の属性は様々。みんなロボットを通して会話を楽しんでおり、とても温かい雰囲気でした。

ちまたではソーシャルインクルージョン、一億総活躍社会という言葉が先行していますが、重度な障がいをお持ちの方々の働く環境を作るのは簡単ではありません。ロボットを遠隔で操作することでお仕事ができるなら雇用や活躍の幅も広がるのではないでしょうか。

必要な設備や人材を一般的なカフェに普及するのは簡単ではありません。とはいえ、そんなに遠くない将来に当たり前のようにこういった風景が街中でみられるようになるといいなと思いました。

最後に入口で記念撮影

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